スペシャルコラム

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カレーパンはお店で買うものだと思っていませんか?
たしかに、プロの仕事は家庭でまねのできない、すばらしいものです。
でも、家で作ることのよさもあります。 できたて熱々を食べられること、好きなようにアレンジできること。
昨晩の残りのカレーと食パンを使えば、簡単にカレーパン風のものが作れます。

近所のいつものパン屋さんに食パンを買いにいきました。
「今日は何を作るんですか?」
「カレーパンを作ろうと思って」
「ああ、深津絵里さんのおいしそうですよね」
深津絵里? 
検索したら出てきました。
超熟のCMでカレーのホットサンドをやってるみたいです。
4枚か5枚切りの厚切り食パンに切り込みを入れ、ポケットを作ります。
そこにカレーを流し込んで、トースターで焼く。
これなら流動性のあるものでも、サンドイッチにできますね。
ただ、私の場合、超のつくぶきっちょなので、食パンに切り込みを入れるのがかなり困難。
途中で穴があいたりするのが悩ましいです。

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もうひとつ方法があります。
真ん中だけ陥没させてパンをスープ皿のようにし、そこにカレーを注ぎ込む方法です。
チーズをのせたりのアレンジも楽しい。
これの弱点はナイフとフォークを使わないと食べられないことですね。
カレーパンというならば、手でもってむしゃむしゃ食べたいなと思います。
この写真は、手前だけ色がついて、奥がついていません。
なみなみカレーをついだので、オーブンの奥にもっていけなかったのです。
パンを焼くときはちゃんとオーブンの中央に置くようにしたほうがいいです(反省)。

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簡単かつ手でもってむしゃむしゃ食べられるのは、8枚切り2枚ではさむ方法です。
ホットサンドメーカーならぴたっと密着するので、カレーが漏れでることは、ほとんどありません。
ホットサンドメーカーがなくても、フライパンでできます。
この場合、カレーがゆるいと漏れやすくなるので注意してください。
これを焼いただけだと、カレーパンではなく、カレーのホットサンドですね。
十分おいしいですが、これをカレーパンもどきにアップグレードします。

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ホットサンドメーカーに油を引いて、さらにパン粉をちらし、その上にパンをのせ、具材をのせます。
さらに上からもう1枚食パンをのせ、パン粉をちらし、ホットサンドメーカーの上蓋のほうにも油を塗ります。
揚げなくても、油の力強さが加わって、ぐっとカレーパンの領域に近づきます。
油も少量しか使わなくていいので、せっかくですからオリーブオイルなどヘルシーな油を使いたいですね。

このとき、市販のパン粉ではなく、自家製のパン粉にすると、パンとの一体感が増してさらにおいしくなります。
ミキサーに食パンを一枚入れてスイッチオンするだけ。
おいしい生パン粉を作ることができます。

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さらにカスタマイズをしてみましょう。
カレーとじゃがいもは合うと思います。
マッシュポテトを作ってカレーといっしょに入れてみます。
マッシュポテトはじゃがいもをレンジでチンして、皮をむき、つぶすようにすれば、時間はかかりません。

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あるいは目玉焼きを作って中に入れたり。
食べる人にないしょでやればちょっとしたサプライズになります。

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